下請け業者のCCUS運用手順!
下請け業者が建設キャリアアップシステムの運用を行う場合、本ページに記載されている事項が最低限の手順となります。正しく運用するこで就業履歴が蓄積され、活用することが可能になります。運用にあたっては元請け事業者との連携が必要になりますので、事前に確認することをお勧めします。
現場運用にあたっての準備
所属している技能者が増えたり、技能者の資格などの登録情報が変更になっている場合は、登録情報の変更申請を行う必要があります。
- 所属事業者先を変更する場合は、社会保険などの加入状況も改めて登録が必要になります。
- 氏名などの変更があっても、現行のキャリアアップカードはそのまま利用可能です。新しい建設キャリアアップカードを発行することもできます(再発行料金が必要)。
- 技能者本人がログインして修正することもできますし、所属事業者が代行申請することもできます。
組織体制と管理者の設定
支店や部署など事業者の規模に応じて、現場の管理がしやすい単位で組織体制を登録します。
下請け事業者や小規模な事業者で1つの管理者IDで利用する場合、組織情報登録は不要です。
- 管理者IDは、1つのID毎に利用料金が発生します。
- 管理体制は、建設キャリアアップシステムを利用するための体制であり、実際の組織体制と異なるものでもかまいません。
- 同じ管理者IDを使って同時にシステムへログインすることはできません。
- 組織情報は第三階層まで登録できます。
現場・契約情報の登録
元請事業者が現場・契約の情報を登録します。現場(解体工事、準備工事、補修工事、リフォーム工事などを含む)の情報は、「現場情報」「契約情報」「工事情報」の3 つの情報により構成されます。
現場・契約情報
- 現場情報(必須)
- 現場名
- 組織情報
- 現場連絡先
- 現場事務所住所、電話番号など
- 現場管理者
- 就業履歴蓄積期間
- 発注区分
- 有害物質の取り扱いの有無
- 契約情報(必要に応じて)
- 契約工事名称
- 施工場所住所、電話番号など
- 発注者名
- 受注形態
- 請負金額
- 契約工期
- 労働保険番号
- 工事情報(必要に応じて)
- 工事区分(建築・住宅工事、土木工事、電気・空調衛生・その他工事)
- コリンズ登録
- 建築確認番号
- 工事内容
- 工事概要・特殊条件などの自由記入
施工体制の登録
元請事業者が「現場・契約情報」を登録した後、下請け事業者はその施工体制を登録します。その際に、技能者の職種や立場(職長・班長など)や作業内容をあらかじめ登録しておくと、建設キャリアアップカードを読み取った際に、具体的な就業履歴が蓄積されるようになります。
- 自社による登録方法
- 現場ごとに直近上位事業者から下位事業者へ要請し、下位事業者が承認して事業者を登録します
- 下位事業者の事業者ポータル画面の「通知」欄に、「施工体制登録」の通知が届きます。
- 「施工体制承認要請リスト」画面で承認することで施工体制が登録されます。
- 現場ごとに直近上位事業者から下位事業者へ要請し、下位事業者が承認して事業者を登録します
- 上位事業者による代理手続きによる登録方法
- 事前に代理手続きの合意を得ることにより、下位事業者がパソコンを使用できない環境でも、直近上位事業者で代理手続きが可能です。
- 下位事業者のポータル画面の「通知」欄に、「事業者間合意要請」の通知が届きます。
- 「施工体制承認要請リスト」画面で承認することで合意として登録されます。
- 上位事業者は、合意のあった下記事業者の施工体制を登録できます。
- 事前に代理手続きの合意を得ることにより、下位事業者がパソコンを使用できない環境でも、直近上位事業者で代理手続きが可能です。
作業員名簿の登録
施工体制を登録した事業者は、その現場に入る作業員名簿を登録します。自社の所属技能者一覧から当該技能者を選択し、就業内容(職種や立場など)を登録します。あらかじめ「作業員名簿パターン」を作成し、技能者をまとめて登録する方法があります。
- 就業内容
- 職種(技能者登録している職種から選択)
- 作業内容(自由記入)
- 立場(職長、班長など)
- 有害物質の取り扱い
- 特殊健康診断
- 作業内容などに必要な保有資格
- 就業履歴を蓄積する施工体制の指定
※下記前提条件の上で、上位事業者が下位事業者の技能者を作業員名簿へ登録することもできます。
- 上位事業者と下位事業者で事業者間合意済であること。
- 下位所属技能者が下位事業者に代理手続きの合意をしていること。
現場の準備、就業履歴の登録
元請事業者は、技能者の就業履歴を蓄積するために必要な機器や環境を現場に準備する必要があります。
就業履歴の登録
技能者は、現場に入場する際に、建設キャリアアップカードをカードリーダーで読み取らせます。それにより、技能者の就業履歴が自動的に蓄積されていきます。
- 就業履歴には、いつ(就業日)、だれが(技能者・職種)、どこで(現場)、就業内容(立場・作業内容など)の情報が登録されます。
就業履歴を直接入力する方法
技能者が建設キャリアアップカードを忘れた場合など、後からシステムに直接入力することで就業履歴を蓄積することができます。
- 直接入力は当日以降入力可能で、月末などにまとめて登録することもできます。
- 直接入力には有効期限があり、承認をもらえるのは作業をした日の翌月の月末までです。
その他
建退共システムとの連携
建設キャリアアップシステムの就業履歴を建設業退職金共済制度(建退共)に連携する方法は下記の3パターンが用意されている。
- 一括作業方式(元請一括作業方式・一次下請一括作業方式)
- 元請事業者または元請事業者と一次事業者がCCUSより就業履歴等(就業履歴情報等ファイル)をダウンロードし、 就労実績報告作成ツールを通じて作成した就労実績を活用して、建退共の掛金納付を可能とする。
- 下請個別作業方式
- 個々の下請事業者がCCUSに蓄積された就業履歴(CSVファイル)をダウンロードし、就労実績報告作成ツールを通じて上位事業者に就労実績を報告する。最終的に元請事業者に就労実績が集約され、一括して建退共の掛金納付を可能とする。
- R方式
- CCUSの現場にカードリーダーが設置されていない、タッチ漏れなどの理由によりCCUSに登録されていない就業履歴がある場合に、建退共の電子申請により作成された就労実績を活用して、元請事業者がCCUSに登録するための機能。
当事務所で対応した場合
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